今さら聞けない!右翼と左翼
ニュースやインターネット上などでよく見かける
「右翼」「左翼」
インターネットをよく使う方はネトウヨとかも良く耳にするかと思われます。
そもそも右翼、左翼ってなに?
悪い人たちなの?
そもそも右翼と左翼という言葉は1979年にフランスで起きたフランス革命をキッカケに生まれました。
フランス革命とは市民たちが裕福に暮らす王族を倒すために立ち上がり、新しい憲法を作ろうとしたものです。
その時、議会の議長から見て右側に座っていた人達は所謂「保守派」
これまでの憲法は変える必要がない!国はこれでいいんだ!という意見でした。
対する左側に座る人達が「改革派」
理想的な国を作らないとダメ!今の国はいけない!という考えの持ち主です。
ここから「保守派」の考えの持ち主を「右翼」
と呼ぶようになり、
「改革派」の考えの持ち主を「左翼」と呼ぶようになったのです。
しかし、ここ最近では右翼・左翼の定義が曖昧になってきています。
日本人には右翼の人や左翼の人は怖いとかそういうイメージを持っている方が多いです。
日本では左翼的な考えを持つ人を批判する人や反中国、反韓国の人をインターネット上では「ネトウヨ」と呼んでいます。
しかし、ネトウヨと呼ばれる人が全員日本の改革を求めているかと言えばそうではありません。
また、前回の記事に書いたような憲法改正でも
これまでの話からすると憲法改正に賛成する人を左翼、憲法改正に反対する人を右翼と呼ぶように思われますが
日本では「憲法を守る」考えが「左翼」
「憲法を変えろ」という考えが「右翼」とされており、
世界の右翼、左翼の定義とは正反対になっています。
このように右翼、左翼ははっきり定義することができなくなっているのです。
そもそも右翼と左翼ははっきり定義する必要があるものではありません。
しかし、なぜ右翼・左翼という言葉がよく使われるのか。
それはレッテルを貼ることが好きな日本人が多いことからくるのではないでしょうか。
血液型で性格を判断するのも日本人特有のレッテル貼りです。
この芸能人は○○をしていたから反日だ!左翼だ!
匿名であるがゆえにそんなレッテル貼りが多い時代だからこそ
右翼、左翼という言葉がよく見られるのかもしれません。